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016101

化学部の活動を通しての進路指導 石丸 憲治    徳島県立城北高等学校
化学部では,研究活動やサイエンスボランティア活動をおこなっている。研究活動は,環境問題や地域に根ざした題材を研究した。サイエンスボランティア活動では,科学の祭典などに参加した。これらの活動を通して,科学的思考力や人間性を向上させている。そして,これらの能力を大学などの推薦入試において発揮し,多くの生徒が進路を決定している。なお,本報告は前任校(徳島県立池田高校)での実践である。
016102
理科授業をいかに楽しく学ばせるか
曽根原 幸人   長野県豊科高等学校
 理科の授業を効果的に進めるためには、生徒に興味を喚起しながら、しかもわかりやすく生き生きとした授業を実施しなくてはならない。最近は理科教育が青少年に嫌われがちであるが生徒を主役にした出番のある授業やレポートを使ったきめの細かい授業・たのしい実験などが効果をあげている。物を見せたり、体験させることによって学ばせ、生徒の努力を認めながら評価していくことが大切である。こうした理科授業の実躁例を2、3紹介したい。
016103
新科目「理科基礎」の理念とその指導展開案 西條 敏美  徳島県立徳島中央高等学校・通信制課程
平成15年から実施される新教育課程における理科の各科目のうちで、「理科基礎」はこれまでにない特徴をもっている。「科学と人間生活とのかかわり」「科学の発展の過程」を重視し、「科学的な見方や考え方」を養うことを目標にしていて、「理科基礎」には、これまでの理科教育で軽く見られてきたことや無視されてきたことの重要性が盛り込まれている。この科目の具体的指導展開案をいくつかの視点から考えてみたい。
016104
人物伝による「理科基礎」科学史教材の構想と展開

山田 大隆  北海道札幌市立札幌開成高等学校

平成15年度新指導要領で「理科基礎」が新設される。この科目は、科学と人間生活との関わり、自然の探究、解明や科学の発展の過程について、興味関心を高め、科学の方法を学習させる科学史重視のものである。人文主義的理科教育視点で、新視点の科学者伝を執筆利用し、ケースヒストリー展開での人間論として科学史教材を編成した。           
016105
研究開発科目「科学技術基礎」一理科教育の視点からの検討一 小佐野 隆治 他 9名  
東京工業大学工学部附属工業高等学校
2001年度科学技術基礎研究会
本校は,平成7年度〜9年度に,文部省(当時)に指定され研究開発を行った。そこでは研究開発教科「科学技術」の同科目「科学技術基礎」等の研究開発を行った。新科目「科学技術基礎」は,その後も実践,研究を続けており,平成11年度以降は,関連した教科「理科」,教科「工業」及びそれらを構成する各科目との関係を,目標,内容について再検討等を行っている。本発表では,理科教育の視点からこの科目を検討し,理科教育での適用を考える。
016106
新教育課程の問題点について 小川 孝三  大阪府立貝塚高等学校
大阪府の理化教育研究会では、以前から次期教育課程についての要望や意見を文部省や関係機関に提出してきた。平成15年度から、新教育課程が実施されるにあたって、改めて新教育課程の問題点を探りたい。全国発表をすることにより、全国の先生方のご意見を広くお聞きしたい。また、次の次に向けての検討も、大阪府の理化教育研究会の「21世紀の理科教育を考える会」において進めていきたい。
016107
理科教育のITシフト 米田 豊  鳴門市立鳴門工業高等学校
IT(情報通信)は国の存亡をかけて取り組むハード的な側面を持つが、その取り組みを成功させるための運用的な側面にあたるソフトは十分とはいえない。学校にもパソコンが導入されたがその活用には大きなばらつきがあった。現在進行中のIT化の理科教育への導入と展開を明確に指摘することはできないが、その糸口を明らかにし、共に議論を深め新しい方法論を語り合うことができるのでないか。ITは生物としての人間へ与えられた第6番目の知覚ツールとして認識し、自分の教育を見直す新感覚器としてとらえていきたいものである。

016108

海外の学校との協働学習・実験の取り組みについて−Passive Solar Heating using Trombe Wall Systems− 壷阪 康郎  兵庫県立姫路西高等学校
太陽熱利用について、海外の高校5校と協働学習・共同実験に取り組んだ。太陽熱を住居の暖房に利用する方法としてPassive Solar Heating using Trombe Wall Systemsの技法を用い、そのモデル作りや観測を共同で行った。その過程においてコミニュケーション能力を高め、お互いに環境問題を考え、さらに太陽についての文化を学習し、それらの研究結果を発表することによりプレゼンテーション能力の向上をねらいとした。